切り花は飾る前に○○○して長持ちさせよう

 

 花の色が美しい季節になりました。花屋でお気に入りの花を買って自宅に飾ったり、お客様へのおもてなしとして売り場に飾っている人も多いでしょう。そこで今回は、切り花を長く楽しむコツをご紹介します。

 

水の中で茎を切るべき理由

 切り花を長持ちさせるには、とにかく水を吸わせることが重要です。家に持ち帰ったらすみやかに包装をほどいて、水を張ったバケツなどに茎の切り口をつけましょう。そして、水につけたままハサミで茎を斜めに切ります。この作業を「水切り」と呼びます。

 空気中で茎を切ると水を吸い上げるための管の中に空気が入ってしまい、水に挿してもこの空気が妨げとなってうまく吸い上げることができません。しかし、水の中で切ると空気を追い出すことができ、花瓶に挿したときに水の吸い上げが良くなるのです。

 

春の花は特に置き場所に注意

 花瓶に入れる水は「3分の2」を目安に多めに入れましょう。水に葉が浸かるとそこから雑菌が発生しやくなるので、余分な葉は取り除いてから花瓶に挿します。置き場所は直射日光やエアコンの風を避けるのがポイント。特に春の花は光に反応しやすいので、明るすぎない風通しのよい場所に置くのがおすすめです。

 

水の入れ替えはこまめに、できれば毎日行うのが理想。しおれた花や葉は取り除いて、清潔な状態を保つようにしましょう 

 

 

 花があるだけで空間がパッと明るくなり、気持ちにもゆとりが生まれるはず。「花はあまり飾ったことがないんだけど…」という人も、ほとんどの花屋では1輪から買えますので、一輪挿しからチャレンジしてみてはいかがでしょうか?