温度の変化に気をつけて!

 

 朝晩と日中の温度差が大きい季節の変わり目。

この時期には、鼻のムズムズ感、お風呂上がりの急な立ちくらみなどの、大きな温度変化によって引き起こされる「寒暖差アレルギー」や「ヒートショック」による諸症状に特に注意が必要と言われてます。

毎日を健やか楽しむために、これらの症状の予防・対策法についてご紹介います。

 

 「寒暖差アレルギー」とは

 約7℃以上の温度差により体内環境を調整する自律神経のバランスが乱れ、鼻の粘膜の血管の収縮・拡張が上手くいかなくなることで発症するアレルギー症状です。

発症すると風邪をひいているわけでもないのに、鼻水やくしゃみ、鼻づまりなどの症状がでてきます。

 

<予防・対策>

 ・気温差を抑える

  体温調節しやすい服装を選ぶなど気温差を抑える工夫を。

 

 ・規則的な生活

  充分な睡眠、決まった時間のお風呂、栄養バランスの良い食事で自律神経の調子を整えましょう。

 

 ・たっぷりの保温

  加湿器や保温スプレーなどで鼻の粘膜の乾燥を防ぐ。

 

 ・血流を良くする

  適度な運動やストレッチで血流を良くしましょう。

 

 

「ヒートショック」とは

  急激な気温の変化によって血圧が激しく上下することで、心臓や血管に関する疾患がおこる健康被害です。

脳内出血や心筋梗塞、脳梗塞など命に関わる疾患が多いのが特徴です。

 

<予防・対策>

 ・脱衣所、浴室を温める

  脱衣所や浴室に温風ヒーターなどを設置して温度差を減らす工夫を。

 

 ・こまめな水分補給

  体内の水分不足は脳梗塞のリスクを高めます。入浴前後はもちろん、入浴中もこまめに水分補給を。

 

 ・お風呂のお湯の温度は41℃以下

  お風呂の温度が42℃以上になると、心臓への負担が大きくなります。

 

 ・入浴前に声かけを

  家族に一言声掛けを。万一ヒートショックが起きた時に、迅速な発見、処置につながります。

 

 

東芝「快適日和2024年秋~冬号」引用