今年の花粉飛散予測「この10年で最多」の県も
花粉症の人にとって憂鬱なシーズンが近づいてきました。まだ1月でピンときていない人も多いかもしれませんが、今年はそろそろ対策を始めたほうがいいかもしれません・・・。
14都県でスギ雄花が過去10年最多
環境省が昨年11~12月に行ったスギ雄花についての調査結果によると、「福島・栃木・群馬・東京・神奈川・新潟・富山・石川・福井・岡山・鳥取・島根・広島・山口」の14都県における雄花の数が過去10年で最多を記録。中でも島根は平年の約6倍、鳥取は約4倍だったそうです。
春のスギ花粉の飛散量は、前年の雄花の数に左右されることが分かっています。つまり、これらの14都県では花粉の飛散量もこの10年で最多となる可能性が高いのです。
四国・近畿・東海・関東甲信で「非常に多い」
日本気象協会による予測も見てみましょう。飛散量は北海道では「少ない」(前シーズンの50%以上70%未満)ですが、四国・近畿・東海・関東甲信は「非常に多い」(200%以上)、その他の地域は「やや多い」(110%以上150%未満)との予想です。
飛散開始は例年並みで、九州から関東で2月上旬からスタートする見込み。ただ、山口では1月2日に飛散を観測したとの発表もありましたので、敏感な人は早めに対策を始めたほうがいいでしょう。
最新情報は日本気象協会のサイトをチェックして下さい。
◇2023年
春の花粉飛散予測(第2報)(日本気象協会)