時短もいいけれど「ひと手間レシピ」人気復活

 

 効率よく美味しく作れる「時短レシピ」。仕事や子育てで忙しい人に支持され、レシピ本もたくさん発売されてきました。

 ところが最近、時短とは真逆の「ひと手間をかけるレシピ」の人気も再び高まってきているのです。

 

ひと手間かかるレシピが人気上昇

 レシピ投稿サイト「クックパッド」では、「時短」「簡単」のキーワードでの検索頻度が2018年~2019年を境に減少。一方で「アーモンドクリームタルト」のような、手間がかかるレシピの検索が人気を集めているそうです。

食材宅配サービスの「オイシックス」でも、時短よりも料理のレパートリーを増やす目的で入会する人が増えているとのこと。手作り味噌キットのような、完成まで時間や手間がかかる商品も売れているそうです。

 

時短ばかりだとちょっと疲れる?

 時短レシピは便利ですが、あくまでも忙しい日々の中で負担を少なくするのが目的。そこには「ちゃんと食事を用意しなくては」という義務感があるため、作り続けていると飽きたり疲れたりする人も多いのでしょう。

また、時短レシピを繰り返し作っているとパターン化してしまい、レパートリーが増える喜びや料理の腕が上達する達成感を感じにくいという側面もあります。そんな中で料理本来の楽しさを見直す人が増えているのかもしれません。