意外と知らない?二番目に「高い山」「長い川」

 

  「日本で一番高い山といえば?」と聞かれれば、「富士山!」とすぐに答えられる人がほとんどでしょう。

でも「二番目は?」と聞かれたら、答えに窮してしまう人が多いのではないでしょうか?

 

日本の高い山トップ3

  富士山に次いで二番目に高さを誇るのは、南アルプスにある「北岳」(きただけ)です。高山植物が豊富なことで有名で、春には30種類以上の花が咲き誇り、多くの登山客でにぎわいます。

  三番目に高い山は南アルプスの北部にある「間ノ岳」(あいのだけ)と北アルプス最高峰の「奥穂高岳」(おくほたかだけ)の2つあり、いずれも標高3,190mで北岳との差はたった3m。富士山以下はどんぐりの背比べなんですね。

 

     1位       富士山(3,776m

     2位       北岳(3,193m

     3位       奥穂高岳(3,190m

                    間ノ岳(3,190m

 

 

日本の長い川トップ3

   それでは川はどうでしょうか?

    日本で一番長い川は、長野県から新潟県へと流れる「信濃川」(しなのがわ)で全長367km。長野県側での名称は「千曲川」(ちくまがわ)ですが、河川法では河口側の名前が使用されるため、信濃川・千曲川全体を信濃川と呼びます。

   二番目の「利根川」(とねがわ)は関東地方を北から東へ流れる川で、首都圏の水源として大きな役割を担っています。

三番目の「石狩川」(いしかりがわ)は、大雪山系石狩岳を源流として日本海に注ぐ大河川で、北海道遺産に選定されています。

 

     1位       信濃川(367km

     2位       利根川 (322km)

     3位       石狩川 (268km)

 

  二番目・三番目ももちろん素晴らしいですが、どうしても一番目のインパクトにかすんで知名度が下がってしまうのかもしれませんね。

 

  ちなみに、シンガーソングライターのさだまさしさんの『誰も知らない二番目のうた』という曲では、歌詞に北岳も利根川も登場します。機会がありましたらぜひ聴いてみて下さい。