ネギは少量でもNG!犬・猫にあげてはいけない食材
私たちにかけがえのない愛情と癒しを与えてくれる犬や猫などのペット。しかし、可愛くおねだりされたからといって人間の食事やお菓子をあげると、取り返しのつかない事態になってしまうこともあるのです。
ネギ類は加熱調理してもNG
犬や猫にあげてはいけない食材の代表格は「ネギ類」です。長ネギ・玉ネギ・ニラなどには、犬や猫が大量に食べると血液中の赤血球を破壊する成分が含まれており、貧血や下痢などを起こします。
この成分は加熱しても無害化することができず、また、ネギ類そのものを食べなくても、スープなどに溶けだしたものを摂取すれば、少量でも重症化することがあります。ネギ類は家庭によくある食材であるだけに、意識してペットから遠ざけることが大切です。
生のイカで運動機能障害
生の魚介類も注意が必要です。特に猫は魚介が好きなイメージがありますが、生のイカやエビなどには、体の中で炭水化物をエネルギーに変える役割をもつビタミンB1を分解してしまう酵素が多く含まれています。
ビタミンB1が欠乏すると、人間では脚気(かっけ)を起こすことが有名ですが、犬や猫も歩行困難などの運動機能障害が出ることがあります。この酵素は加熱することで無害化することができますが、なるべく与えないほうが得策と言えるでしょう。
他にもNG食材があります。ペットを飼っている人も飼っていない人も、動物によって食べていいものと悪いものがあることを知っておきましょう。